ジャンル
ドラマ系コメディ
あらすじ
学校が嫌いで、ケンカっ早い(そして弱い)けど、どこか優しい心を持つ少年テギルは、よく問題をおこし、母親を困らせては、ビンタされ叱られていた。
現状に不満を抱いていたテギルはある日、母親に何も言わず、行き先も決めずに街を飛び出してしまう。
そして優しいオーナーとこわもて料理人のコソクがいる古びた中華料理屋に行きつくことに。
テギルはその中華料理屋で住み込みで働くこととなり、社会人として新たな一歩を踏み出して行くことになるのだが、、、
様々な人と出会い、様々なトラブルに巻き込まれ、壁にぶつかっていきながらも、人として一回りも二回りも成長していく少年テギルと愉快な仲間たちがくり広げるドラマ系コメディ映画となっております!
おすすめ所
不器用だが、まっすぐで優しき心をもつ少年テギルの魅力
この映画は、様々な個性的なキャラクターが出てきて、それぞれに少なからずドラマがある。
そのなかでも、一見ちゃらんぽらんに見えるが、幾度となく壁にぶつかっても、まっすぐ歩んでいく主人公テギルのインパクトがものすごくでかい。
この映画の最大の魅力は、テギルの成長する姿や、彼の存在そのものである!
テギルと母親のやりとりに、ほっこりどころか泣いてしまう
この親子は普段からしょっちゅうケンカしているが、本当はすごくお互いのことを気にかけ、心配しあっている。
何度もぶつかっていくうちに、テギルは徐々にストレートに自分の思いを母親に伝えていく。
そして、いろいろ乗り越えてからのテギルと母親のラストシーンは、この映画の中で1番印象的でとても美しかった。
2人の表情がものすごく良かった!
しばらくは、このシーンを見ながら晩酌し、涙するっていうルーティンのできあがりだボイ!
いたるところでジャージャー麵
この映画のいたるところで、ジャージャー麺が出てきやがる。
それがやべーぐらいむちゃくちゃ旨そう!
さらに、テンション上がっちゃって、クソでかい中華鍋買っちゃって、鍋振りすぎちゃって、チャーハンを床にこぼさないように!
その下ネタは、ジブリのヒロインみたいな女の子には、特に気づきにくい気がするから一応解説
テギルの同僚が、夜中に屋上で料理の鍋振りの練習をしているシーンのところ。
テギルもタバコを吸いに屋上に上がってきて、その同僚の後姿を見て、なぜか固まるのである。
そして、テギルはその同僚の後ろ姿が、練習で鍋を振っている姿ということに気づいて安心し、「俺の勘違いか」ってセリフを言い、その同僚に話しかけにいく。
このシーンをはじめて見たとき、このくだり(テギルが固まって、言ったセリフ)の意味がわからなくて、スルーしていたが、これはしっかりとした下ネタであった。
この映画は、ほぼ下ネタが出てこないから、全然予想してなくて気づけなかったボイ!
オレもピュアだなぁ
まとめ
他のキャラのことには一切触れずに、主人公とテギルとその母親のことしか語ってこなかったが、もちろん他のキャラもこの映画を楽しむうえでは欠かせないのである。
むちゃくちゃいいキャラした、優しいやつらがたくさん出てくるのだ。
あなたもこの映画のところどころにでてくる人のやさしさに心がほっこりするでしょう。
そして、ジャージャー麵をむしょうに食べたくなるでしょう。
ふるえる夜にはぜひ「スタートアップ」を!
主要キャスト
テギル:パク・ジョンミン、母親:ヨム・ジョンア