孤高の見るべき映画達　ドキュメンタリー編　「MERU / メルー」　～登山家が無造作に行動食を食らう姿ほど、旨そうに見える瞬間はない～

ジャンル

山岳ヒューマンドキュメンタリー

あらすじ

過去３０年間に１人の成功者も出していない、ヒマラヤ山脈メルー中央峰にそびえる難攻不落の岩壁”シャークスフィン”に、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの３人が挑む。


３人での挑戦は、一度は失敗に終わる。メルーに再び挑む気力は、残っていないメンバーもいたほど、過酷な登山となった。


が、リーダーのコンラッドは、師でさえも超えれなかったメルーにとりつかれていた。


コンラッドは２人を説得し、３人は再びメルーに挑もうとしていたのだが、再挑戦を半年後に控えていた頃に、とてつもない苦難に見舞われる。


しかし、３人は家族や友人への思いなど、様々な葛藤を抱えながらも、不屈の精神で苦難を乗り越えていき、メルーに再び挑もうとするのであった。

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おすすめ所

本人が監督兼撮影を担当

メンバーの１人であるジミー・チンが監督兼撮影を担当。撮影は同じくメンバーのレナン・オズタークも担当。


もともと、映像はあくまで記録として撮影していただけであった。


撮れるときに撮り、メンバーを決して待たせない、カメラを落とさないのルールを守りながら撮影に及ぶ。


なので、現場のリアルがひしひしと伝わってきて、臨場感がすさまじいことになっているど！

人生は映画やドラマを超えていく

ドキュメンタリー映画であるが、まるで作られた物語があるかのような展開が待ち受けている。


実際（現実）は、それ以上のものとなっている。　


だからこそ、MERU / メルーは、より感動的であり、心を大きく動かされる作品となっている。


あなたにもぜひ、自分の目で見てそれを体感してほしい

目標が人を動かす。そして信頼

楽しさが垣間見えるカットが美しすぎる

映画の中で、ホセ・ゴンザレスのHeartbeatsが流れるシーンがある。

そのシーンの雰囲気は、今までとは打って変わっている。とても美しく、この映画で１番心にのこるシーンとなっている。とにかく美しいのだ。


彼らの純粋にクライミングを楽しんでいる姿が、緊張の中にも垣間見えるシーンであり、オレはこのシーンがとても好きである。

主な出演者

コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズターク